ペレットストーブランニングコストはどれくらい?
こんにちは。株式会社NACS(ナックス)でペレットストーブを担当しています。荻窪です。
私は、山梨県富士吉田市でエネルギーの地産地消を目指し、一般のご家庭から学校などの公共の施設など様々な場所にペレットストーブの設置をさせて頂いています。
弊社のペレットストーブの展示場に訪れるお客様に聞かれるのですが『ペレットストーブの1ヶ月当たり費用はどのくらい価格のだろう?』と聞かれます。
今回は、ペレットストーブの燃料が1ヵ月どのくらい掛かるのか試算してみました。
ペレットの燃料費
大体、10㎏500円の木質ペレット燃料を燃やしたとき10時間前後燃やすことができます。
10㎏=500円のペレットを30日燃やしたとき、1ヵ月の木質ペレット燃料の代金は約15,000円になります。
設置したお客様の使い方でも全然違いますが、設置したお客様の使い方を見ると朝晩と使うだけなら1袋で2日ぐらいです。
10㎏=500円のペレットを朝晩と燃やした場合、1ヵ月7,500円で済んでしまいます。
(金額はあくまで目安なので使い方や火力時間によって金額が異なってきます。)
近年、化石燃料の価格が大変上がってきていますのでランニングコストは大分抑えられます。
消費電力
ペレットストーブは、着火、木質ペレット燃料の送り出し、排気ファン、送風ファンなどに電力を使います。
メーカーの機種事に消費電力は違います。
一般的に通常使用で100W前後、着火時に最大350W~750W前後の電力を消費します。
ストーブを1日10時間使うと電気代は30円です。1ヵ月30日毎日10時間使用したとして900円になります。
朝晩だけの使用なら大体半分の450円で済みます。(金額はあくまで目安なので電力会社や使用時間・メーカの機種によって異なる場合があります)
ペレットストーブはファンを使用して排気しているのとマイコンでの電気制御だけなのでエアコンやオイルヒーターなどの電化製品より電気代が掛かりません。
補助金制度
ペレットストーブには補助金や助成金制度があります。
ペレットストーブは山の保全と地域の経済の活性化を担う事を目的としています。
地元の間伐材や廃材を使用して燃料とすることで、CO2が削減でき地域の雇用も作れることから、自治体で推進をする地域もあり、補助金や助成金を設ける地域の事例が増えてきています。
お住まいの地域の補助金や助成金制度の有無は、各自治体にお届けください。
機種による給排気の違い
FF式(強制給排気式)
FF式とはストーブに内蔵されたファンを回し強制的に給排気を行う仕組みです。
燃焼室内を密閉して空気量を自動的にコントロールするため不完全燃焼が起こりにくいと考えられています。また、近年は、高気密住宅も増えてきているので機密性の高い住宅にはFF式のペレットストーブが良いとされています。主に国産のペレットストーブに採用されています。
FE式(強制排気のみ)
FE式とは、ファンを回して強制排気のみ行う仕組みです。室内の空気が年商に使われる為、外気がマイナス以下になるような寒冷地でも適しています。主に海外のペレットストーブに多い方式です。最近、高気密住宅が増えてきていますので別に吸気口を付けたりサーキュレーターを設けるなどの外気導入が必要な場合もあります。
CF式(自然通風式)
一般的に薪ストーブと同じように煙突を高久立ち上げ強制排気しないで、自然に上昇気流によるドラフト効果で排気を行う方式です。吸気は室内から取り込み長さ3メートルから4メートルの以上の煙突が必要になります。ファンなどの電機部品を使っていないので電気を必要とせず停電時でも使用できます。煙突を屋根の上まで出さなければならないので煙突工事費やメンテンス費は他の排気方式より値段が高くなります。また、高気密住宅の場合には、別に外気導入が必要な場合もあります。自然通気式のペレットストーブは薪と兼用のタイプが多いです。また、近年は無電源ペレットストーブなどの機種も出てきています。
メンテナンス
機種やペレットの品質によりメンテナンスの頻度が変わります。
定期的に状態を確認して必要があればメンテナンスを行いましょう。
分からない場合は、専門的な販売店さんに相談してみましょう。
弊社では、近年機種によってはお客様で煙突掃除ができますので、気になる方はお問い合せをしてみてください。